たんぱく質を制限する理由は
「腎臓に負担がかかるから」です。
詳しく解説しますね。
たんぱく質を摂取すると体内に吸収するために消化・分解をします。分解したときに作られる老廃物（尿素や窒素）も多く作られます。（毒素を分解する肝臓にも負担がかかります。）
腎臓の機能が低下してくると、この老廃物が腎臓から排泄されず、体内に蓄積するようになります。（腎機能の悪化・尿毒症）
この老廃物の蓄積を抑え腎臓の機能を悪化させないように、お医者さんは「たんぱく質の“質”と“量”の制限（指導）」をされます。
１．たんぱく質制限による影響
腎臓には「老廃物を濾過する機能」があります。
たんぱく質を多く摂取すると、分解した時に作られる老廃物（尿素や窒素）が多く出来てしまいます。
この老廃物を作らない為に、たんぱく質制限をされます。
たんぱく質制限を強いられる為、筋肉がなくなり痩せている方が多い。
しかも、たんぱく質を制限することで、エネルギー不足にもなります。
たんぱく質は、炭水化物や脂質とともに「エネルギー産生栄養素（三大栄養素）」の一つです。
２．腎臓疾患者の適正なエネルギー摂取が難しい！
なぜ「適正なエネルギー摂取」が難しいのか？
たんぱく質を制限し、そのエネルギー不足を糖質と脂質から摂る必要があります。
しかし、腎臓疾患者の中には、糖尿病から腎臓病へと進行する、「糖尿病性腎症」の方もいます。
糖尿病の方は、糖質と脂質制限を強いられます。
制限食は非常に複雑で、専門医師の指導のもと行う必要があります。
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